避難訓練の難しさ・・・

児童館では、ひと月に一回、火災、地震、地震火災、不審者侵入・・・などを想定して避難訓練を行います。

しかし、それには、とても難しい問題があります。

一つは、児童館に現在いる人数を把握することが難しいこと。放課後児童クラブの児童は出席を取りますので、来館しているか、すでに保護者とともに帰ったか・・・だいたいはわかります。それでもだいたいです。
さらに一般で自由に来館している児童が含まれますが、こちらは、全く人数は把握できません。とにかく、今いる児童を安全に避難させるためには、集合場所以外の場所に、誰もいないことを確かめることしかできないことです。便所の中、倉庫、隙間、物陰、裏手、児童が隠れそうなところに誰もいないことを徹底的に調べること・・・それ以外にありません。その上で、いまいる子を安全に避難させること。これこそが第一の使命ですから・・・

二つ目は、児童が、指導員の言うことをきかないこと、日ごろの信頼関係が築かれていないと、なかなか速やかに行動させることができません。放課後児童クラブの子は、その点、日ごろから、一緒に遊び、学び、一緒に笑ったり泣いたり、叱られたり、喧嘩したり、保護者とも話し合う機会がありますから、その子の性格もおおよそわかりますので対応ができるのですが、一般の子はそうはいきません。安全のためには多少きついことを言わなければいけませんが、本人に意識がないため、こちらの意図が伝わりません。

それでは、安全を保証することが難しくなってしまいます。もちろん一部の児童だけなのですが・・・・公共の場での行動の仕方・・・まぁこれからも、じっくり教えていくということで・・・児童館の、これも使命かな・・・